第10回パートナーシップ大賞
「第10回日本パートナーシップ大賞」グランプリ発表・表彰式が、11月30日(土)中京大学名古屋キャンパス(名古屋市昭和区)にて行われました。今回は全国から集まった35事業の中から、一次審査、現地調査・ヒアリング調査を経て、二次審査を通過した5事業による最終プレゼンテーションが行われました近年まれに見る接戦となった最終審査会場では、白熱した議論が繰り広げられるも、厳正なる審査の結果、グランプリが決定しました。
今年は、PSC創立15周年とパートナーシップ大賞第10回開催を合わせて、記念シンポジウム「パートナーシップ大賞から協働を考える」を開催。これまでのグランプリ受賞NPOと企業の方とともに、協働の10年と今後の展望などを語り合いました。
グランプリ及び各賞は以下のとおり。
グランプリ
特別賞 トヨタスマイル賞
『フィデアのチャリティージャム事業』(長野県)
NPO法人ムワンガザ・ファンデーション×株式会社サンクゼール
タンザニア孤児支援活動を行うフィデアさんへの共感と賛同から始まった事業。現地で暮らす人々とのパートナーシップを大切にしながら、子どもたちが等しく、希望の光を見失うことなく生きていくことのできる未来を目指し、増え続けるエイズ孤児や身寄りのない子どもたちのための孤児院建設、運営維持等の支援事業を、企業とともに行う。孤児たちが自立できる体力と意欲、学力と就業技術を身に付けた人材に育つよう、ジャム製品が応援し続ける。
準グランプリ
特別賞 オルタナ賞
『チョコレートで児童労動をなくす協働事業』(東京都)
NPO法人ACE×森永製菓株式会社
NPOと企業が、チョコレートの原料カカオを生産するガーナで、児童労働をなくし子どもの教育を支援している事業。企業が「1チョコfor 1スマイル」の取り組みでチョコレート製品の売上の一部をNPOに寄附し、NPOがガーナで子どもの教育と零細なカカオ農家の技術向上を支援。2013年には、支援地域で栽培されたカカオを原料に使ったチョコレートを発売。生産者から消費者までが笑顔でつながる循環の仕組みを構築した。
優秀賞
『トヨタ・子どもとアーティストの出会い事業』(東京都、北海道、愛知県他)
一般社団法人AISプランニング
NPO法人芸術家と子どもたち
NPO法人アートNPOリンク、他各地実行委員会×トヨタ自動車株式会社
人間関係が希薄になった社会で、子どもたちが、アーティストとの出会いを通じて自分や友達の新しい面を発見し、豊かな感性と夢を育むことを目的に、NPOと企業および全国12団体が連携して実施する次世代育成事業。学校・児童館など<子どもがいる現場>で、それぞれが抱える課題に応じたオーダーメイドのアーティストワークショップを実施。全国60ヵ所、5800人の子どもが参加。またこの事業から専門NPOが2団体が誕生した。
優秀賞
『市民活動を応援する場と組織づくり事業』(岐阜県・大阪府)
NPO法人ソムニード×大和リース(株)
壊れかけた地域社会を立て直すことが、持続可能な社会づくりにつながるという点で一致した企業とNPO。ショッピングセンターの建設に当たって、地域活性化を支援する場を設置し、両者でNPO法人を設立した。市民と企業のマッチングを行うなど、行政ではできない活動で、まちづくりに新しい風を起こしている。さらに、この取り組みをモデルケースとして、同様の活動を全国各地に展開し、社会全体が元気になることをめざしている。
優秀賞
『eラーニングによる「まなび場」の展開事業』(宮城県・東京都)
NPO法人アスイク×(株)すららネット、みやぎ生活協同組合
子どもの貧困率が15.7%という日本。これまでの学習支援はボランティアを大量に集めるモデルが中心で、質や規模的な広がりに限界があった。被災地で立ち上がったNPOが、eラーニングのベンチャー企業および生協と協働することで、この問題を克服できるモデルを構築。他地域のNPOへのノウハウ移転も広がりつつある。営利企業が、NPOと協働することで、本業の延長線上で社会問題の解決に取り組めている点も大きな特徴である。
《各賞及び副賞》
グランプリ(1事業)・・・・・企業に盾、NPOに盾と副賞30万円
準グランプリ(1事業)・・・・企業に盾、NPOに盾と副賞10万円
優秀賞(3事業)・・・・・NPOに副賞5万円
特別賞
・オルタナ賞(1事業):NPOと企業のコミュニケーションに優れた協働事業
NPOと企業に副賞『オルタナ』年間購読それぞれ10名様分
・トヨタスマイル賞(1事業)・・より多くの人に笑顔をもたらした協働事業
NPOに副賞5万円
主催:特定非営利活動法人 パートナーシップ・サポートセンター
協賛:トヨタ自動車(株) (株)デンソー 万協製薬(株) MS&ADゆにぞんスマイルクラブ (株)アバンセコーポレーション (株)ジェー・シー・エム (公財)中部圏社会経済研究所
後援:(株)オルタナ 中日新聞社 日本NPO学会 (N)日本NPOセンター (N)NPOサポートセンター 愛知県 名古屋市
協力:中京大学
パートナーシップ・サポートセンター創立15周年&
第10回日本パートナーシップ大賞記念シンポジウム及び
「第10回日本パートナーシップ大賞」 最終審査のご案内
最終審査に進む5事業が決まりました! 参加申込みはこちら
*右の画像をクリックすると案内チラシをご覧いただけます→
【日 時】 2013年11月30日(土)12:30〜17:30
【会 場】 中京大学 ヤマテホール
名古屋市昭和区八事本町101-2
(地下鉄鶴舞線・名城線「八事」駅5番出口すぐ)
=プログラム=
【第1部】12:30〜13:50
パートナーシップ・サポートセンター創立15周年&
第10回日本パートナーシップ大賞記念シンポジウム
「パートナーシップ大賞から協働を考える」
パートナーシップ・サポートセンターは、今年で創立15周年。
2002年から始まった「日本パートナーシップ大賞」は、全国のみなさまに支えられ、今年で10回目を迎えることとなりました。この間、NPOと企業を中心とした多様な主体の協働は、社会のさまざまな課題解決の方法を示し、新しい公共や協働社会の実現に寄与してきました。
今年は、パートナーシップ・サポートセンター創立15周年と、パートナーシップ大
賞第10回を記念して、これまでのグランプリ受賞のNPO・企業の方をお招きし、
協働の10年と今後の展望などを語っていただきます。
◇シンポジスト◇
- 野田 沙良氏 NPO法人アクセス−共生社会をめざす地球市民の会 常務理事
- 松浦 信男氏 万協製薬株式会社 代表取締役社長
- 岸田 眞代 パートナーシップ・サポートセンター 代表理事
◇コーディネーター◇
- 河井 孝仁氏 東海大学文学部広報メデイア学科 教授
*シンポジスト、コーディネーター プロフィールはこちら
【第2部】14:00〜17:30
第10回日本パートナーシップ大賞 最終審査&表彰式
一次審査・二次審査を通過した5事業のNPOと企業、双方による最終プレゼンテーション。ご来場のみなさんには、「あなたが選ぶグランプリ」を投票していただきます。
本年度、栄えあるグランプリに輝く協働事業は、どんな事業でしょう?ご来場の皆様と一緒に、その結果を見守りたいと思います。ぜひ会場へお出かけください!
- ◇最終プレゼンテーション
- ◇最終審査
- ◇グランプリ及び各賞発表・表彰式
- 《各賞及び副賞》
- グランプリ(1事業)・・・・NPOに副賞30万円
- 準グランプリ(1事業)・・・NPOに副賞10万円
- 優秀賞(3事業)・・・・・・NPOに副賞5万円
- その他特別賞
【参加費】
第1部 1,000円/第2部 1,000円(学生500円)
第1部、第2部通し 1,500円(学生750円)
※いずれもPSC会員は無料
※表彰式終了後、17:30より懇親パーティーを行います(参加費4,000円)。
本大賞に関心のある方ならどなたでもご参加いただけます。
<お問合せ・お申込み>
特定非営利活動法人パートナーシップ・サポートセンター(PSC)/担当:水野
〒464-0067 名古屋市千種区池下1-11-21 サンコート池下4F
TEL 052-762-0401 FAX 052-762-0407
E-Mail:info@psc.or.jp
募集要項
募集を締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。
NPOと企業の協働を推進し、豊かな市民社会を実現しようと、2002年から始まった「日本パートナーシップ大賞」。全国のみなさまに支えられ、今年で10回目を迎えることとなりました。この間、NPOと企業を中心とした多様な主体の協働は、本事業を通じて社会のさまざまな課題解決の方法を示し、新しい公共や協働社会の実現に寄与してきました。全国からの注目度も増す中、地域や社会を動かし、よりインパクトのある協働事例の発掘を目指します。協働で地域の課題解決に取り組んでいるNPO・企業のみなさま、この記念すべき第10回大会にぜひご応募ください。
募集期間 2013年6月1日(土)〜7月31日(水) 18:00必着
最終審査&表彰式 11月30日(土) 14:00〜
同時開催!!『第10回記念シンポジウム 12:30〜
- 対象となる活動や事業
日本に所在するNPO(法人格の有無不問、以下同じ)と企業との協働事業
(上記の協働に行政・大学等多様な主体が関わった協働事業も可) - 応募条件
@応募の時点で継続中および事業終了後1年以内のもの。自薦または第三者による推薦。ただし、どちらの場合も、NPOおよび企業双方の了解が得られていることを条件とします。
*協働事業ごとの応募となりますので、複数の協働事業について、それぞれ応募することも可能です。 *事業所単位の応募も可能です。
A過去の「パートナーシップ大賞」入賞事業を除きます。
B応募事業については、事例集として作成する刊行物等に協働事業名、NPO名、企業名等を掲載させていただきます。
- 応募方法
応募用紙をPSCホームページからダウンロード(Word形式)し、必要事項をご記入の上、パートナーシップ大賞募集係宛にE-mailまたは郵送にてお送りください。事務局よりE-mailまたはFaxにて受付完了の連絡をいたします。
応募用紙のダウンロードができない方は、Tel等でご相談ください。 *ご応募いただいた資料は返却いたしません。
詳しくは「募集要項」をご覧ください。→「募集要項」(PDF形式)
応募用紙(Word形式)はこちらからダウンロードしてください。→「応募用紙」(Word形式)