第8回パートナーシップ大賞
「第8回パートナーシップ大賞」グランプリ発表・表彰式が、11月26日(土)名古屋国際センター(名古屋市中村区)にて行われました。今回は全国から集まった29事業の中から、一次審査、現地調査・ヒアリング調査を経て、二次審査を通過した6事業による最終プレゼンテーションが行われ、参加者に多くの感動を与えてくれました。一般参加者による会場投票も行われ、審査員による最終審査でグランプリを決定、表彰式が行われました。今回は、特別賞として「オルタナ賞」が新しく設けられ、企業とNPOとのコミュニケーションに優れた協働事業に贈られました。
ミニ講演会では、第6回パートナーシップ大賞グランプリ受賞のNPO法人、プラス・アーツ理事長永田宏和氏による『第6回パートナーシップ大賞グランプリ受賞その後〜防災啓発の多様なコンテンツ。広がり続ける企業との協働』が行われました。震災以来防災意識が高まる今日、各地で行われている防災啓発活動についての新しい取り組みについて、ご講演いただきました。
「第8回パートナーシップ大賞」各賞は以下のとおり。
グランプリ(大賞)
子どもたちに給食を届ける、心のそしな事業 (京都府・大阪府) | ||
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NPO | NPO法人 アクセス―共生社会をめざす地球市民の会 | 労働金庫を利用する人に窓口で渡す「粗品」の代わりに、粗品分の費用をフィリピンの貧しい子ども達への給食代として寄付するしくみを労働金庫が考案。フィリピンの貧困問題に取り組むNGOのコーディネートで、現地の子どもたちの母親たちに給食を作ってもらうことにより、親の教育意識を高める狙いもある。預金者は、預金をするだけで小額の寄付を抵抗なく行える、新しい寄付の仕組み。 |
企業 | 近畿労働金庫 |
パートナーシップ賞
中古自転車再生を通じた被災地支援事業 (宮城県・愛知県) | ||
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NPO | NPO法人 アジア車いす交流センター(WAFCA) NPO法人 せんだい・みやぎNPOセンター |
地元市役所と、アジアの障がい者に対し車いすの修理と寄贈等を行う障がい者福祉団体と自動車部品製造メーカーが連携し、東日本大震災直後にいち早く現地の状況を調査し、現場のニーズに合った自転車を寄贈した事業。行政・NPO・民間企業の連携が市民の共感を呼び、不要自転車を再生し、迅速な被災者支援に結びつけた。 |
企業 | 株式会社 デンソー 刈谷市役所 |
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病気の子ども達への夢のアイテム実現事業 (大阪府・愛知県) | ||
NPO | NPO法人 チャイルド・ケモ・ハウス | 「がんになっても笑顔で育つ!」をスローガンに小児がんの子どもとその家族を支援。治療中の子どもの痛みを少しでも和らげたり、不安や恐怖心を少しでも取り除くことを目的とした衛生製品や、病室の家具・カーテンなどの住環境製品を、医療衛生製品製造販売のメーカーとの共同開発で製品化。全国の病院やクリニックに拡販を目指す。NPOのミッションである「夢の病院」建設実現に向け展開中。 |
企業 | 株式会社 長谷川綿行 | |
中海・飯梨川の自然再生・牧草栽培事業 (島根県) | ||
NPO | NPO法人 自然再生センター安来支部 | 島根県飯梨川で、市街域内の河川敷・堤防に密生して環境を損ねていた竹や雑草木を、建設関連の地元企業・行政・住民が連携して伐採除去し、その協働実践で開けた河川敷の一部を、住民も企業も使え、水遊び・環境教育もできる「親水広場」に、その他を牧草ゾーンに整備し牧草を販売している。自然再生から新たな生産拠点を生み出す、いわゆる循環再生型社会の構築を目指す。 |
企業 | 株式会社 中島建設 | |
OKUTAこめまめプロジェクト事業 (埼玉県) | ||
NPO | NPO法人 生活工房つばさ・游 | 有機米の購入を通じて企業、NPO、地域住民が地域の農業を支えるCSA(コミュニティー・サポーテッド・アグリカルチャー)プロジェクト。NPOが懸け橋となり、企業単位で有機農家と提携を行う先駆的な協働事業。 自ら食べ物やエネルギーを作り出す「自給力」を高めることでサステイナブルな地域社会づくりを目指す試み。 |
企業 | 株式会社 OKUTA | |
古本ネットワークで拓く共生社会事業 (東京都) | ||
NPO | フェア・ワーク・JAPAN | 企業・団体・個人等から寄贈された古本を、障がい者が回収・清掃、さらにデータ入力等の作業を行い、企業が開発したビジネスモデルと古書販売プラットフォーム(書籍通販サイト等)を活用して販売する事業。 事業として着実に成長しており、これによって、福祉作業所で働く障がい者に多様な労働機会を提供している。 |
企業 | 松坂ティーエムコンサルタンツ株式会社 |
特別賞(オルタナ賞)
NPO法人 生活工房つばさ・游 |
株式会社 OKUTA |
- 主催:特定非営利活動法人 パートナーシップ・サポートセンター
- 協賛:トヨタ自動車(株) (株)デンソー (株)ジェー・シー・エム (株)アバンセコーポレーション (財)中部産業・地域活性化センター
- 後援:日本NPO学会 (N)日本NPOセンター (N)NPOサポートセンター 愛知県 名古屋市 (株)オルタナ 中日新聞社
「第8回パートナーシップ大賞」 発表&表彰式のご案内
最終選考に進む6事業が決まりました!
画像をクリックすると
案内チラシを
ご覧いただけます。
「パートナーシップ大賞」は、企業とNPOとのパートナーシップを活性化することを目的とし、社会的にも注目度の高い本事業は、PSCが最も力を入れている事業の一つです。 8回目を迎えた本年度も、様々な団体・企業からの応募が全国より寄せられ、応募総数は29事例にものぼりました。ご応募ありがとうございました。
3.11以降、企業とNPOの協働がこれまで以上にクローズアップされるようになり、今回はその東日本大震災・復興関連事業にも注目が集まっています。最終審査まで進んだ6事例による最終プレゼンテーションをご覧いただき、会場の皆様にも評価に参加していただけます。
本年度、栄えあるグランプリに輝く協働事業は、どんな事業でしょう? ご来場の皆様と一緒に、その結果を見守りたいと思います。ぜひ会場へお出かけください!
(参加のお申し込み・詳細は、こちらから参加申込書をご覧ください。)
【日 時】 2011年11月26日(土)13:30〜
【会 場】 名古屋国際センター 別棟ホール <会場までの地図>
名古屋市中村区那古野1丁目47-1
(「名古屋」駅下車徒歩7分/地下鉄桜通線「国際センター」駅下車すぐ)
【参加費】 一般1,000円、学生500円、PSC会員無料
※表彰式終了後、17:30より懇親パーティーを行います(参加費4,000円)。
本大賞に関心のある方ならどなたでもご参加いただけます。
【プログラム】
- 最終プレゼンテーション(6事業)
一次審査、二次審査を通過した6事業について、NPOと企業双方でプレゼンテーションを行っていただきます。今年もきっと感動が待っています!(会場の皆さんも当日評価にご参加いただけます。)
- ミニ講演
第6回パートナーシップ大賞グランプリ受賞その後
「防災啓発の多様なコンテンツ。広がり続ける企業との協働」
特定非営利活動法人プラス・アーツ 理事長 永田宏和氏 - 最終審査・グランプリ発表・表彰式
募集要項
募集は締め切りました。たくさんのご応募、ありがとうございました。
NPOと企業のパートナーシップにより、社会や地域の課題を解決し、新しい市民社会・新しい公共の実現に寄与することを目的に2002年から始まった「パートナーシップ大賞」。今回で8回目を迎えます。
この度の東日本大震災を受け、今回のパートナーシップ大賞開催についても、その是非、開催方法等について検討を重ねてまいりました。そして、こんな時だからこそ、しっかりとした協働の事例を集め、広く知らせていくという私たち本来の事業を推進すべきという結論に至りました。
今回は、パートナーシップ大賞と並行して、NPOと企業が協働で行っている救援・復興等支援事業についても積極的に情報収集し、発信していきます。
募集期間 2011年6月1日(水)〜7月31日(日) 18:00必着
最終審査&表彰式 11月26日(土)
- 対象となる活動や事業
日本に所在するNPO(法人格の有無不問、以下同じ)と企業との協働事業
- 応募条件
@応募の時点で継続中および事業終了後1年以内のもの。自薦または第三者による推薦。ただし、どちらの場合も、NPOおよび企業双方の了解が得られていることを条件とします。
*協働事業ごとの応募となりますので、複数の協働事業について、それぞれ応募することも可能です。
*事業所単位の応募も可能です。
A過去の「パートナーシップ大賞」受賞事業を除く。
B応募事業については、事例集として作成する刊行物等に協働事業名、NPO名、企業名等を掲載させていただきます。
- 応募方法
応募用紙をPSCホームページからダウンロード(Word形式)し、必要事項をご記入の上、パートナーシップ大賞募集係宛にE-mailまたは郵送にてお送りください。事務局よりE-mailまたはFaxにて受付完了の連絡をいたします。
応募用紙のダウンロードができない方は、Tel等でご相談ください。
*ご応募いただいた資料は返却いたしません。
詳しくは「募集要項」をご覧ください。 →「募集要項」(PDF形式)
応募用紙(Word形式)はこちらからダウンロードしてください。 →「応募用紙」(Word形式)
応募に関するよくあるご質問は、こちらに掲載しています。 →「ご応募に関するQ&A」(PDF形式)