特定非営利活動法人パートナーシップ・サポートセンター

パートナーシップ・サポートセンター設立趣意書


〜地域における企業とNPOの新たな関係の構築のために〜

今、時代のキーワードは「パートナーシップ」
違いを超えて、共生へ、パートナーシップの時代へと、
新たな模索が始まりました。

阪神・淡路大震災をきっかけに、
企業は「企業市民」としての責任と自覚をますます深め、
さまざまなボランティアや市民活動は、
「NPO」(民間非営利組織)として新たな顔を見せ始めました。

地域における企業とNPO、
それぞれが自分らしさを発揮し、豊かな市民社会の実現をめざして、
今、社会のあり方を問い直す変革の時代に入ったといえるでしょう。
同時にそれは、社会を構成するすべての人が、社会のあらゆる場で、
パートナーシップを模索する新たな時代でもあります。

「個」としての自立を前提に、対等な関係を結んでいく―。
そこに、たとえ対立や意見の食い違いがあったとしても、
埋められない溝としてではなく、互いを理解し尊重し、
豊かな市民社会という共通の目的に向かって、
パートナーとして高め合い、互いに自己変革を図りながら
ともに喜びを見出せる関係を作り上げていく―。

そうした「パートナーシップ」の考えを、
広く深く、そして強く求めて、私たちは
『パートナーシップ・サポートセンター』を設立いたします。

1998年7月17日
設立発起人代表 岸田 眞代